受講者の声:実践:システマティックアプローチ

  • 三好先生がおっしゃっていたことは至極シンプルなことなのに、自分自身が難しくしてしまっていることに気づいた。システマチックアプローチはCLファーストとしてCL自身に経験して貰えるよう支援すること。そのために実践後の振り返りを着実に行い、今どの段階にあるのか、どのような理論を用いれば支援出来るのか、概念化し身に着けて行きたい。
  • システマチックアプローチの全体の流れについて学ぶことができました。③④⑤課題設定をし、探索と創造をし、結論とする事については本を読んだだけでは理解できず、実際にこのようなトレーニングの場で体験できた事が貴重でした。
共感できない前提で、では何をするのか→To Be Heardというのは、基本的CCの姿勢と思います。あらためてそういった点が大事だと思えた点も良かったです。ニーズがあって意図があるという点も参考になりました。
  • 今回、クライアント役をさせてもらいましたが、いかに関係作りが大切か。ということがわかりました。
「この人に聞いてもらいたい。」「一緒に考えてくれてる。」と感じればクライアントは自然と課題までも自分で考えようとすると感じました。 そして所々の要約をして次に進むということも私自身ができてなかったので、とても勉強になりました。
  • 関係構築は焦らないで行うこと、解決やアドバイスなどに気を取られず、進まない時はCCである自分の何が原因かを冷静に考える必要に気付いた。
強みは穏やかにCLの話を傾聴しようとする姿勢があること、洞察を深めることに注意を払っていることです。
弱みは、Clの問題点は何かと先に進みすぎ、それを言いたくなる自分(アドバイスしたり対決したり)があることだと思います。

  • Bioモデル、関係構築はCLに落ち着いてもらい課題に向き合ってもらうため、援助のプロセス5段階の具体的な内容、その段階でどのような支援をしたら良いのか、またCLには環境要因等の事情があることなどを丁寧に聞いていくことの必要性を学んだ。
  • CLがどのような状態にあるのかを観察し、世界観を共有しながら、CLの言葉を丁寧に掘り下げて行くということ。 その基本の上で、システマチックアプローチの流れを意識し、意図性を持たせて進めて行くことを学んだ。
  • しっかり、復習をし、実践の場も設けたいと思います。 各種の理論を実践の場で参考にしたいと思いますが、その時に、理論に引っ張られすぎず、CLが何を話したいのかを、しっかりキャッチできるようにしていきたいと思います。
  • 私の課題は、カウンセリングのエンディングの仕方です。結論がでた後に、話をしたテーマが中途半端な投げかけになってしまい、終結がもやもやした感じになってしまったかなと思いました。終結していたのなら、無理に続けないという方法もあったし、次に繋げるような繋ぎ方もあったのかなと思います。
  • 本講座で学んだことは、2つあります。 1つ目は、CLが話したいことを話せる場をつくることの重要性の理解と実践方法です。まずは、自分の面談上のクセである解決することや気づいてほしいという考えを意図的になくして、相談者の気持ちに寄り添って落ち着いて状態をみれるようするには、どのように応答するのかを意識することです。丁寧に第一段階を進めていくこと、何を傾聴し問いかけるのか、概念と実践方法を学びました。
2つ目は、RP中の私の応答をエビデンスであげてFBして下さり、それが非常に納得感があり、行動の変化の必要性を吟味するための適切なFBの仕方を学びました。
  • これまでは、ある程度、システマティックアプローチの第2ステップまでは聴けていると思っていましたが、20分間のCC役を行ってみて改善点に気づきました。
自分の中ではケースを読んで立てた方針は、CLに自身の価値観を語ってもらい共有して、CLに今後のキャリア形成を考えてもらおうということでした。それが主体をして進めてしまうことになり、CL理解を置き去りにして、方向付けをしていました。
また、CLが沈黙をすると何を聴いたらよいかという不安が沸いてきて、何か質問しないと焦ってCLの表情を観察や沈黙の意味を味わっていない自分がいて、自分が知りたいことを聴き、結果として早期に解決に向けた質問、つまり第4段階まで飛んでいました。三好先生が、途中13分のところで介入して下さり、プロセスの前工程では、問題解決思考のスイッチを切って、CLがどんな経験してその上でどんなことを感じているか、CLを向かい入れるような問いかけをしていくことをご教示頂きました。
さらに実践での具体的な問いかけを示して頂き模倣することで、第1段階と第2段階でCL自身に何が起こっているのか把握するにはどのように傾聴するのかが体得できました。
今後の面談では、システマティックアプローチのプロセスを念頭に、CLに任せて話してもらえる応答を習得していきたいです。CLに何か意義ある時間、話してよかったと思ってもらえる時間を提供することに意識を集中して対話していきたいです。
面談の振り返りでは、ご教示頂いた”見立てのための4つのステップ”を活用してみていき、CLがどんな世界観を持っているかキャッチしていきたいです。そのためには具体的に、現在、参加している勉強会で何度もPRを練習し、自分で振り返り、CL役からFBをもらったり、OB役として本講座で体感した適切なFBを行ったりして、相談場面で課題の修正を実践していきます。また、今、逐語記録を作成していますが、熟練者から自身の課題を焦点化したFBを受けようと考えます。