【受講者の声】実践:セルフ・キャリアドックのレポーティング

Cマインド主催の技能更新講習「実践:セルフ・キャリアドックのレポーティング」。
2022年度の開講もご好評のうちに終了しております。これまでに参加された皆さまの声を共有いたします。

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【2022/6/19】

組織をシステムとして考えることはとても納得いきました。
 私のキャラクター、私にしかできないプレゼンテーションも必要とわかりました。
 まずは社内への働きかけからやってみる事から始めます。 ありがとうございました。


自分にないレポーティングの表現や、課題や提案の視点が増えました。
 家族療法など臨床心理学領域の知識と実務経験が活かせていることを確認できました。
 今後、改めて、組織全体へのアプローチと個人的なアプローチのバランスを大切にしていきたいと思いました。
 日常にすぐに活かせる内容で勉強になりました。

クライアントが課題と考えていることに応えるのは限定的な解決策であり、いかに成長可能な解決策を提案していけるかを考えることが重要であり、
 そのためには、コンテントだけに囚われるのでなく、組織というシステムで見ること、プロセスコンサルテーションを私たちキャリコンが
 意識していることが肝要だと実感しました。
 また、その伝え方を工夫するにあたって、相手(クライアント)は、最善を尽くしていると仮定してことばを選び、
 ストーリーをつくっていくことが大事、などフィードバックの留意点をまとめた資料ページは今後実践につなげたいと思います。

単なるレポーティングの技術だけでなく、組織内でキャリコンとして活躍するために必要な知識を多く学ぶ事ができたと感じています。
 ・クライアントの課題を組織として見る。問題の本質を探り、そこに提案する必要性があること
 ・伝えたい相手へ刺さる内容に仕上げる。提案の軸や報告のフレームワークだけでなく、プレゼンの要素も駆使し、
  最終的に自分なりのスタイルを身に着ける、など。


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【2021/7/11】

CLに伝わりやすく、CL目線で、効果的な情報提供はタイミング良く合意を得て、等は個人も組織も同じアプローチなのだと学びました。
 個人は組織に影響されると言うことが腑に落ちました。 
 全体的に具体的で、本当はもっと難しい内容を解りやすく解説してくださっていると感じました。ありがとうございました。

個人の課題を組織の課題として捉え、組織に対してアプローチする方法について学びました。
 提案方法の書き方への理解が深まりました。相手が受け取れる準備ができているタイミングや内容を吟味して提案することを意識したいと思います。

◆今回、以下の視点を学ぶことができました。
 1) 組織や問題をシステムとして見るための顕在領域としてのコンテント、潜在領域としてのプロセスを考えることで、
   「成長可能な解決策」を提案することが可能になる。
 2) 提案の軸を環境や状況に応じて考えることで、クライエントが受け入れやすいレポーティングをすることが可能になる。
 3) レポートの基本構成を学び、書く訓練をすることで、より分かりやすく、クライエントが理解しやすいものを提案することができる。
 4) 「コンテンツ」「デリバリー」「プレゼンス」の3つの要素を意識することで、クライエントが受け入れやすいレポーティングを
   することが可能になる。
 また、受講された方の中から事前課題を共有化することができる仕組みは非常によい仕組みだと感じています。

企業の問題を、個人の問題として見立てるのではなく、システム理論を活用して、組織の課題と考え、成長可能な解決案につなげること。
 また、レポーティングの重要性とその具体的作成方法を学ぶことができ、組織への介入の難しさとアプローチについても知ることができました。
 組織と個人への関わり方について、総合的かつバランスのとれた視点でのお話で感銘しました。

SCDのレポートにはCL視点で目標や課題を理解した上で、相手が受け取れるような提案を行うこと。テクニック的なことも盛沢山で実践的でした。
 さらにCLのことをよく観察して、戦術を持って取り組むことができるように実践を繰り返していきたいと思います。

セルフキャリアドックの学習は初めてでしたが、お二人の講師の組織に対する働きかけ方などを聞くく機会があり、大変有意義な講習でした。

あっという間の時間でした。プレゼンの際のテクニカル的なことも伺えたのが勉強になりました。ありがとうございました。

手法を学ぶ目的で講座を受講しましたが、組織課題へのアプローチはシステムという大きな枠組みで組織を見ていくことが重要であると学びました。
 ときに、CCはCLに寄りがちになるなど中心がCL目線になりがちですが、セルフキャリアドックの場合、その課題や意見を通じて何を見るのか。
 経営課題やトップの視点、セルフキャリアドック導入の目的など、導入以前からセルフキャリアドックは始まっていると改めて気づきました。
 大変実りある時間でした。今後も組織開発について学びを深めていきたいと考えます。ありがとうございました。

吉田先生の豊富なご経験を随所で伺うことができ、理解が深まりました。
 ビジネスや組織開発の経験がない私にとっては無理なのかなと思いましたが、「怖いと思うことが大切」とおっしゃっていただき、勇気が湧きました。 
 小林先生がCCとしてのご意見をおっしゃったのも、とても心強かったです。ありがとうございました。


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【2021/1/23】

◆事実と推測(解釈)を識別しながら、システムとしてどのような問題があるのかについて伝えることと、

 これに戻づいて、優先順位や軸を持って提案を行うことを学びました。
 プレゼンでは、ストーリをもって伝えること、強調点や懸念などの所感も交え伝えることで
 プレゼンスがあがることに体験的に学ぶことができました。

◆問題が生じた時にその当事者のみに焦点を当てるのではなく、システムで考えることの重要性を学びました。

◆面談内容や、アンケート内容から分析した結果を企業にどのように伝える事が
効果的でわかりやすいのかを学ぶことができました。
 先生のお話の随所にヒントがあって今日はとてもお得な講座でした。

◆日頃は「業務改善」「採用・定着支援」という切り口で企業と関わりますが、

 セルフキャリアドックを取り入れたらより効果的!と思って受講しました。
 実際に従業員にヒアリングをしたその結果をもとにレポーティングする効果をイメージすることができました。

◆企業の問題・課題の見つけ方と、適切なフィードバック方法を学びました。

 問題や課題を考える際には、面談相手の言葉だけで考えるのではなく、組織というシステム全体から考える必要性を教えていただきました。
 確かに、個人の言葉から推察している時に感じていたモヤモヤした部分が、
 全体のシステムや、プロセス・コンテントも含めて検討すると、すっきり整理されるように思います。
 また、フィードバック方法では、分かりやすさやエビデンスの提示はもちろんですが、
 何より、組織のためになる解決策でも「無理強いしない」、ということが目からウロコでした。
 大変勉強になり、また、私が知りたかったことを学ぶことができました。
 更に、「正解の解決策を伝えることが全てではない」ということも、自分の視野を広げてくれる学びとなりました。

◆セルフキャリアドックを組織開発の視点で実施するためのヒントを学びました。

 具体的には、考察は断定するのではなく、「可能性がある」等の余白を持たせた表現にすること、
 提案は複数の選択肢を用意し相手の判断の余地を準備すること等理解しました。
 また、第一印象として、報告書の見た目も「読んでみたい」と思わせるようなものでないと、受け入れにくいと思います。

◆他の受講生の方の課題を少し拝見できて、語彙の豊富さなどが大変勉強になりました。

 セルフ・キャリアドックは「個別<組織内」という軸足となるので、1つのコンテントがあったら、
 部分を短絡的にとらえるのではなく、システムとして関係性で考察しなければならないということを学びました。
 面談記録や個別のアンケートで短絡的に分析をしてしまいましたが、その背景を想像するとか、
 さらに他の人に聞き取りを行うなどの深堀りの提案をする等、多角的な視点を持つことも必要であると理解しました。

◆セルフ・キャリアドックの社外へのプレゼンのイメージが湧きました。

 ですが、一番役に立つと感じたのは相手に受け入れられやすいように提案するというところです。
 社内でこういった提案するチャンスがあれば、決裁者に受け入れられやすいようにしていきたいと思います。

◆システム理論から組織の問題に切り込んでいく視点、
可視化しやすい部分と可視化しにくい部分を
 コンテントとプロセスという概念で理解していくことなど、
組織を相手にしていくときの考え方を学べたことがよかったです。
 このほか、レポートの形式と内容について、たくさんの学びをいただきました。

◆以前、企業のセルフキャリアドック導入で面談を担当させていただいたとき、どのように進めるか、

 どのようにレポートすればクライアントの組織の課題に貢献できるか、確信がなく不安でした。
 しかし今回、具体的なケースを素材にしながら問題発見と課題の設定、考察、解決策の提案に至るまで
 一連の流れを学べたことが大きかったです。

◆人事担当者の話だけでなく、アンケート等による事前リサーチによって傾向を把握しておき

 面談に臨むというプロセスは、面談による変化を考察する上で必須と思いました。
 クライアント、キャリアコンサルタント、双方に大切なステップと思いました。

◆今回は、講師の先生方のお話はもちろん、他の方のレポートを見せていただいたことも大きな学びとなりました。

 特にデータのビジュアル化に取り組みたいと思います。

◆普段提案書を書く機会がないのですが、他の方が書かれたものを見て、
フォーマットや記載の仕方など勉強になりました。
 また、今後企業での問題を考える時にはプロセスに注目してみたいと思います。

◆企業から依頼を受けたキャリアコンサルタントとして、クライアントである企業の要求に対し、

 報酬を受け取るのに値する内容とはどんなものかを知ることができました。
 キャリアコンサルタントもお金をもらう以上は、ビジネスコンサルタントの一人として、
 企業が望んでいることに適切に応え解決することが必要だと感じました。

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【2020/7/4】

◆このテーマの講習は初めて受講しました。

 大変学び、自分のレポートの問題点への気づきが、多くありました。
 レポート作成のポイントと組み立て方からプレゼンテーションまで勉強になりました。

◆長時間のオンライン講習は初めてでしたが、あっという間で、
予想していた疲れもなく充実感でいっぱいです。
 非常に具体的で実践的な講義をして頂けたからだと思います。

◆セルフ・キャリアドックのレポーティングにおいて、
受け取り側のレディネスの状態について考え、
 またその立場に立った提案の仕方が重要であることを学びました。
 切り口としてコンテントやプロセスという考え方も新鮮でした。

◆キャリアコンサルタントだけでない組織開発に関わっている
吉田さんの視点はとても深い視点に繋がりました。
 そこにキャリコンとしての視点も加わり、改めて両方の必要性を感じることができました。

◆そもそものクライアントの依頼目的の再共有、事実と意見の分離、

 コンテントとプロセスの観点でとらえること、定性的な内容の根拠の明確化など、
 これまで実施してきた報告書の改善点を学びました。

◆今までは、相談者を大切に中心に置き、その相談者が抱える問題をよくするために、
会社側に改善点を提案していました。
 今回、相談者個人の問題ではなく、その会社のシステム上の問題として捉え、相談者だけでなく、
 その周りも含め一つの大きな塊として考え、
会社に提案することを学びました。

◆セルフキャリアドック実施後の企業に対するレポーティングの考え方について、

 基本的には個人のクライアントへの対応と同様であると感じました。
 異なる点としては、フィールドワークのスタイルが個人の場合は1対1であるため、対話の中で成り立つが、
 法人の場合は1対多になることから、第三者から見て理解できる伝え方を工夫する必要があるということを学びました。

◆「提案に対する具体的なデータの裏付けの重要性」と
「提出者に受け取ってもらうことの重要性」を学びました。
 裏付けがなければ、思いつきの提案になる可能性があります。裏付けがあれば、報告者は提案に自信を持つことができます。
 講義で「成長可能な解決策」の説明がありましたが、提案は実行されてこそ価値があります。
 提案が受け入れられるコミュニケーションの重要性を学びました。

◆どのような視点で書いていけばいいのかということを学びました。

 レポートも介入、情報は全てを書かずに取捨選択をする。
 しかし、取り上げた事実そのもにに主観が入っているということを前提に書く必要があるのだということに気づきました。
 このようなことからも、なぜ私はこの点を取り上げようとしたのか、どのような見方を見たのかという内省力が求めれるのだとも感じました。

◆私たちキャリアコンサルタントは、個人という最小単位から
組織へ働きかける組織開発なのだということに気づきました。
 1人の語りから、身近な人との関係性が想像できチームの枠組みが見え、
 そして何人かの語りから、組織の枠組みが見えてくるという広がりがあるのだと感じました。
 誰しもがシステムの一員としての視点を見ることがとても大事であると思います。
 大きな仕事や華やかさはないかもしれませんが、積み重ねでひとりひとりが輝くことができる面白さがあるように感じました。

◆相手に読んでもらえるレポート作成のポイントを学びました。

 また、成長可能な視点・取り組みにつながるような言葉かけをすることが大事なポイント(誠実な対応)であることも教えていただきました。
 報告書作成を通して、多くの事を振り返ることができました。
 グループワークでの発表などで暖かいフィードバックがあり、安心して受講できました。

◆キャリコン導入の検討を含め、組織的な課題を抱えている企業に対して、

 トライアルでのキャリコンを実施した後の適切なレポーティングの仕方について学びました。
 面談実施後のアンケートや面談前後のキャリア形成意識調査や、面談内容そのものから定量や定性データを読み取ること、
 その事実を踏まえたうえでシステム論に基づいた問題の捉え方と、課題や提案の見せ方が理解でき、今後の仕事に活かしたいと感じました。

◆事前課題に取り組んだことや、経験学習の考え方を学び、
それをさらに経験学習につなげることが出来ました。
 (実際に以前のレポーティングでの経験を振り返って内省を深めました)
 今回の研修は、濃厚な内容で実践的に学ぶことができ、参加して本当に良かったと思っております。

◆各個人との面談のスキルをあげることがとても重要であることは変わらないが、

 その情報を取りまとめて企業に伝える技術の向上も同様に大切だと改めて考えさせられる講習でした。
 レポートティングを向上させることで企業が環境をよりよくしていくことに貢献できる可能性を感じました。

◆セルフキャリアドックのレポートをするということは、
「組織」や「問題」を『システム』としてとらえる視点をもつ
 キャリアコンサルタントによる、
組織への成長可能な解決策を提示するプロセスなのだということが理解できました。
 我々キャリアコンサルタントは、組織に対しても個々のクライエント支援と同様に、
 組織が自己革新力を獲得していけるよう、倫理的視点を備え、レポートや提案を行うことが求められていると感じました。